市内に16の博物館、人々を魅了する文化都市 遼寧省朝陽市

ソース:新華社作者: 2024-05-24 14:28

遼寧省朝陽市の北塔博物館を見学する人たち。(5月9日撮影、朝陽=新華社記者/竜雷)

 中国遼寧省朝陽市には博物館が16カ所あり、マンモスや恐竜など古生物化石から仏教の至宝「七宝塔」、中華文明の起源の一つの紅山文化出土品から精巧で美しい遼代の陶器「遼三彩」にいたる文化財13万点を収蔵している。国家1級文化財も700点近く含まれる。

 朝陽は歴史上、東北地区と中原地区の政治や経済、文化交流の中枢であり続け、多民族で構成される東北の歴史的名城、歴代王朝における塞外(万里の長城以北)の戦略拠点だった。十六国時代には鮮卑族の慕容部が竜城(朝陽城の前身)を造営して三燕(前燕・後燕・北燕)の都城とし、北魏から隋唐時代に営州、遼金時代に興中府、元代に中州、明洪武年間に営州衛、清代末期に朝陽府がそれぞれ設置された。

 同市文化・観光・ラジオ・テレビ局の王永輝(おう・えいき)局長は「市内には移動不可文化財が6507カ所、移動可能文化財が1万4千組、13万点余りある。多くの博物館は展示面積などの制約により展示できない文化財も多く、定期的に展示を入れ替えている」と説明した。

 同市は2023年だけで2800万元(1元=約22円)以上を博物館など文化財展示施設の建設や展示、設備保守に充てた。王氏によると、今年の労働節(メーデー)連休(5月1~5日)の各施設の来場者は前年同時期より明らかに増加し、1日当たりのオンライン予約人数は千人余り、来場人数は最大3千人余りになったという。

遼寧省朝陽市の朝陽博物館を見学する人たち。(5月9日撮影、朝陽=新華社記者/竜雷)

遼寧省朝陽市の古生物化石博物館を見学する人たち。(5月9日撮影、朝陽=新華社記者/竜雷)

遼寧省朝陽市の北塔博物館を見学する人たち。(5月9日撮影、朝陽=新華社記者/竜雷)

遼寧省朝陽市の朝陽博物館を見学する人たち。(5月9日撮影、朝陽=新華社記者/竜雷)

編集:董丽娜

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