無形文化遺産の美に触れる 中国・福建省晋江市の「潘山廟宇木雕」
ソース:新華社作者: 2024-02-02 16:50
1月27日、福建省晋江市東石鎮潘山村で、手書きした竜文様の図案を見せる「潘山廟宇木雕」の代表的伝承者、鄭鮑淑(てい・ほうしゅく)さん。(晋江=新華社記者/姜克紅)
辰年の春節(旧正月)が近づく中、中国福建省晋江市東石鎮潘山村の木彫り工場では、職人らが受注品の製造と出荷を急ピッチで進めている。精巧で美しい竜柱(竜をかたどった柱)や竜頭など、廟宇(びょうう、先祖をまつる建物)に用いられる木彫り製品が一つ一つ、職人の巧みな彫刻技術によって生み出されている。
「潘山廟宇木雕」は廟宇彫刻の代表で、長い歴史と精緻な技巧を特長とする。製品は主に海峡両岸(中国の大陸と台湾)で販売されているほか、シンガポールやインドネシア、フィリピンなど東南アジア諸国にも輸出されている。潘山廟宇木雕に代表される泉州木雕(同省泉州市の木彫り工芸)は2021年、第5次国家級無形文化遺産リストに登録された。
1月27日、福建省晋江市東石鎮潘山村で、竜頭を彫刻する「潘山廟宇木雕」の代表的伝承者、鄭鮑淑(てい・ほうしゅく)さん。(晋江=新華社記者/劉蓮芬)
編集:董丽娜
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