四川博物院で竜がテーマの特別展 辰年ちなみ

ソース:新華社作者: 2024-01-25 14:12

「竜行中華-2024年春節賀歳特別展」の展示ホール。(資料写真、成都=新華社配信)

 辰(たつ)年の春節(旧正月)が近づく中、中国四川省成都市の四川博物院で23日、「竜行中華-2024年春節賀歳特別展」が始まった。中国の竜に関する文化財60点(セット)余りが展示され、三星堆(さんせいたい)8号祭祀(さいし)坑から出土した竜形の銅飾りも初めて一般公開されている。

 展示は三つのセクションに分かれる。「竜の起源」では中国の複数の地域で見つかった竜の形の出土品を紹介。「竜の変遷」では中国の時代に応じた竜のイメージの変化を扱った。「竜文化」では建築物や文房具、年画(春節に掛けるめでたい絵柄の版画)、影絵、ドラゴンボートなどに見られる竜の姿が集められている。

 展示会は、同博物院が同省文物考古研究院、三星堆博物館、彭州市博物館、四川瀘県宋代石刻博物館、成都金沙遺跡博物館などと共催。5月19日まで開かれる。

「竜行中華-2024年春節賀歳特別展」で展示された明代の竜文金帯飾(四川博物院蔵)。(資料写真、成都=新華社配信)

「竜行中華-2024年春節賀歳特別展」で展示された清代の康熙款闘彩竜鳳盤(四川博物院蔵)。(資料写真、成都=新華社配信)

「竜行中華-2024年春節賀歳特別展」で展示された近代のドラゴンボートの磁器(四川博物院蔵)。(資料写真、成都=新華社配信)

編集:董丽娜

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