北京で中華詩詞博物館が開館、中国詩詞の新たな普及を目指す

ソース:新華社作者: 2024-01-15 15:32

10日、中華詩詞博物館で展示を見学する来場者。(北京=新華社記者/許芸潁)

 中国北京市でこのほど、中華詩詞博物館が試験運営を開始した。首都図書館と中国詩歌の学術団体、中華詩詞学会が共同で設立した。図書館と博物館の機能を兼ね備え、文献と実物資料を組み合わせて中国詩詞の新たな普及方法を探る。

 博物館は首都図書館B館の2階にあり、約千平方メートルの空間に、春秋戦国時代から現代までの詩詞文化の発展過程が時系列で紹介されている。唐代の詩人、杜甫(と・ほ)の詩「飲中八仙歌」の世界に浸ることのできる没入型空間や詩詞をテーマとしたロボットと人の対戦ゲームなど参加型アトラクションもある。

 子ども連れで見学に来ていた女性は「私は詩詞愛好家なので、子どもにも好きになってもらいたいと思っている。ここに来れば詩詞の大家の生涯と作品により間近に触れることができる。博物館の開館は私たちにとって貴重な機会であり、友人にも訪れるよう勧めたい」と語った。

編集:董丽娜

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