伝統の木くし制作技法を伝える 中国重慶市

ソース:新華社作者: 2024-01-15 15:15

5日、兪達洪さんが彫刻したくし作品「重慶印象」。(重慶=新華社記者/唐奕)

 中国重慶市の無形文化遺産「譚木匠木くし伝統制作技法」は、色絵や漆芸、彫刻、描金(びょうきん)などを集約した伝統工芸で、主にツゲや桃、黒檀、白檀などを材料とし、人物や花鳥、文字、特色ある文化を木のくしの上に表現する。

 市内の万州区に工房を構える兪達洪(ゆ・たつこう)さんは、同技法の代表的伝承者。木くし彫刻制作に打ち込んで30年以上になる。これまでに国レベルや省・部レベルの木彫分野の品評会などで数々の賞を受賞してきた。現在は木くし制作技法の研究や保護、革新、継承に注力し、長年にわたり自身が蓄積してきた専門的な経験と技術を弟子たちに体系的に教えている。

5日、重慶市万州区の工房で、彫刻作品を制作する兪達洪さん。(重慶=新華社記者/唐奕)

5日、重慶市万州区の工房で、自身の彫刻したくし作品「豊作」を見せる兪達洪さん。(重慶=新華社記者/唐奕)

編集:董丽娜

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