9月28日、先聖先師孔子生誕2574年の記念日に当たり、尼山世界儒学センターと中国孔子基金会が主催し、中国孔子網と済寧市文化伝承発展センターが引き受けた2023世界「雲祭孔」大型ネット生中継イベントが円満に開催された。

　国内外の60軒余りの孔廟、文廟、書院、孔子学堂及び文化機関から、プラットフォームを跨ってマルチクラスター式の生中継を通じて、国内外の各地の祭孔式典を全方位に呈し、70余りの生中継プラットフォームが幅広く関わり、古く長い礼楽文化を多形態に展示した。

　2023世界の「雲祭孔」活動は尼山世界儒学センター海外分センターと海外孔子文化センターの強力な支持と積極的な連携を得た。また、韓国泗川郷校、韓国世翰大学孔子学院、タイKRIRK大学、イタリア孔子文化促進会、璽詩驪（タイ）有限会社孔子学堂、インドネシア大道文化研究センター孔子学堂、タイ中国国際学校、ロシア対外友好協会も生中継と録画放送を通じて現地の特色ある祭孔活動を展示した。

　祭孔儀式は中華民族の重要な儀礼活動であり、2000年以上の伝承を経て、現在に至るまでは、各地の祭孔儀式に関する活動は古式の礼に従って重んじて伝承するだけでなく、異なる地域文化にも溶け込んでいる。今回の生放送イベントは「済南メイン会場スタジオ+曲阜孔子廟、衢州孔子廟、韓国泗川郷校スタジオ+各地生中継点」の形式を通じて、視聴者に世界各地の異なる祭孔盛況を呈した。

　更に、2023世界の「雲祭孔」ネット生中継イベントでは、「運河に沿って孔廟を訪ねる」文化探訪テーマイベントを打ち出し、ビデオ生中継接続とビデオショットカットを通じて運河沿い都市の文廟の祭孔式典を展示し、観客をガイドしてパノラマ式に文廟古跡を漫遊し、観客に運河文化・儒家文化の有機的な融合と魅力的で多彩な中華文化を体感させる。

　孔子思想は千年の歳月を経て伝承られ、中華文明ひいては世界文化に大きな影響を与えた。生放送の進行中では、国内外から来た中華文化愛好者は、「私の心の中の孔子」「中華経典共読計画——世界の『論語』共誦」などの活動を通じて、至聖先師への尊崇と追憶を呈した。

　また、2023年の世界の「雲祭孔」生中継イベントは、オンラインの「雲祭孔プラットフォーム」をアップグレードした。多くのインターネット利用者がバーチャル・リアリティ、ショートビデオ、H5インタラクションなど多くの最先端技術を通じて、オンラインで厳粛な祭孔儀式を体験していた。

　世界の「雲祭孔」活動は2016年にスタートして以来、8年間の持続展開を経て、すでに重要な文化ブランドとなっており、中継内容を絶えず豊富にし、伝播ルートを広げ、活動の形式を革新するなどを通じて、世界に孔子の思想を伝え、中国の物語を語り、中国の声を伝え、自信的・開放的・包容的な中華文化を十分に示し、世界が中華文化を理解するプラットフォームの窓口となった。