長江沿岸の宋代古戦場、神臂城遺跡を訪ねて
ソース:新華社作者: 2023-07-14 10:43
神臂城の全景。(6月27日、小型無人機から、瀘州=新華社記者/劉坤)
中国四川省瀘州市合江県に、13世紀の南宋末期に宋・元両軍が攻防を繰り広げた神臂城遺跡がある。築城は淳佑3(1243)年で、腕を長江に伸ばすような地形から神臂の名が付いた。省内でも保存状態が良く、壮観な姿を残す長江上流の古戦場として知られる。
神臂城は元軍の侵攻を迎え撃つために四川省に築かれた山城防御体系の一部で、1243~77年に5回にわたる争奪戦が行われた。瀘州の軍民は、元軍を効果的にけん制し、34年間も城を守り抵抗を続けるという世界戦争史上の奇跡を生んだことから、同地は「鉄でできた瀘州」とたたえられた。遺跡は2013年、第7次全国重点文物保護単位(国宝・重要文化財)に指定された。
編集:董丽娜
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