明代碧霞元君廟の石碑を発見
ソース:新華社作者: 2023-07-14 10:41
8日、黄驊市で発見された碧霞元君廟の残碑(部分)。(黄驊=新華社配信)
中国河北省の黄驊(こうか)市博物館の職員がこのほど、羊二荘鎮前街村の古城遺跡で、明の成化年間(1465~87年)に建立された碧霞元君(へきかげんくん)廟の残碑(ざんぴ、欠損のある石碑)を発見した。
残碑は長さ1・75メートル、幅0・4メートル、厚さ0・25メートル。碑文によると、成化21(1485)年に道教の女神、天仙玉女碧霞元君を祭る廟を建立する際に造られた。碑文の「製塩民はかまどで塩を焼いて生計を立てている」という記載は、明代隆慶版「長芦塩法志」にある羊二荘一帯の人々が塩を煮て暮らしていたという記載を裏付けている。
同博物館の担当者は、明清時代には「北は元君、南は媽祖(まそ)」という民間伝承があったと説明。渤海沿海地域の黄驊には古くから製塩と海洋信仰の文化があり、碧霞元君廟は北方地区の海洋信仰文化の代表的な担い手だったとし、発見された石碑は北方地区の海洋信仰文化を研究する上で重要な価値を持つと語った。
編集:董丽娜
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