5千年前の文明を伝える良渚博物院
ソース:新華社作者: 2023-06-27 16:41
14日、良渚博物院に展示されている石鉞。(杭州=新華社記者/胡暁格)
中国浙江省杭州市余杭区にある良渚(りょうしょ)博物院は、約1万平方メートルの建築面積に玉器や石器、土器、漆器、木器など貴重な文化財600点(組)余りを展示し、良渚文化の考古学成果を総合的に紹介している。
良渚文化は約5300~4300年前の新石器時代後期に長江下流域の太湖周辺で形成された文化で、稲作農業と精細な玉器工芸を特徴とする。同区にある良渚古城遺跡は良渚文化の中心的遺跡とされ、中国5千年の文明の歴史を実証。2019年には国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された。
9月に杭州で開かれる第19回アジア競技大会は、マスコット「琮琮(ツォンツォン)」やメダル「湖山」、トーチのデザインに良渚文化の礼器「玉琮(ぎょくそう)」を取り入れている。良渚文化は長い年月を経た今も輝きを失わず、新たな魅力を放っている。
編集:董丽娜
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