先日、北京の梅蘭芳大劇場で2回連続上演された、新創柳子劇「老青天」。山東省柳子戯芸守りと伝承センター（山東省柳子劇団）が新作を携えて上京するのは18年ぶり。

　これまでの演劇作品では、包公は威厳のあるイメージで人を示してきた。『老青天』の包公は人々の伝統的なイメージを打ち破り、荘厳で調和のとれた包拯のイメージは観客がもう一度見直した。公演現場には年が５０歳以上の古い芝居ファンもいれば、若い観客もいる。多くの人は公演が終わってもまだ意を尽くしていない。

　山東省柳子劇芸術守りと伝承センター（山東省柳子劇団）は1959年に設立され、全国で唯一の柳子劇専門芸術公演団体である。『老青天』のリハーサルの中で、創始者は柳子劇の豊富で伝統的な芸術要素を融合させることを重視し、本体を失わない創作理念を貫き、老劇種を青春に輝かせた。

　柳子戯は北調子とも呼ばれ、中国戯曲の古い声腔の一つで、今から600年近くの歴史がある。柳子戯は歴史が古く、伝統が豊かなため、2006年に最初の国家級無形文化遺産に登録された。