湖南博物院、馬王堆文化財のデジタルライブラリーを外部に開放
ソース:新華社作者: 2024-01-11 15:52
8日、長沙市開福区で開かれた湖南博物院ブランド・馬王堆デジタルライブラリー使用ライセンス授与式とIPブランド「デジタル漢生活」の発足式。(長沙=新華社記者/明星)
中国湖南省長沙市の湖南博物院は、同市にある前漢時代の墓葬群「馬王堆(ばおうたい)漢墓」の出土文化財とその歴史・文化を中核リソースとする「湖南博物院ブランド」「馬王堆(ばおうたい)デジタルライブラリー」の使用ライセンスを省内の高等教育機関と企業12社に無償で提供した。
同博物院の段暁明(だん・ぎょうめい)院長は長沙市内で8日に開かれたライセンス授与式で、データのオープンソース化を通じて各産業に貢献していくと表明。文化と産業の融合発展をけん引し、市場の新たな高度化を促し、新たな活力を喚起していくとの考えを示した。
授与式会場では、IP(知的財産権)ブランド「デジタル漢生活(グッドライフデザイン・チャイナ)」の発足式も行われた。湖南博物院と馬欄山文化デジタル化創新センターが共同で立ち上げたブランドで、湖南省の地域文化を活性化し、産業応用価値を創出する。
1972~74年に発掘調査が実施された馬王堆漢墓は、前漢時代の藩国、長沙国で丞相(じょうしょう)を務めた利蒼(り・そう)一家3人の墓で、貴重な文化財3千点余りが出土したことから、20世紀の重要考古学発見の一つとされている。
編集:董丽娜
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