湖北省の考古学成果によって前漢初期の基層役人の生活百態を再現

ソース:中国新聞網作者: 2024-01-11 14:48

 1月6日、『睡虎地前漢書簡』第1巻『質日』の成果発表及び学術座談会が武漢大学で開催され、専門家は解読を通じて、前漢初期の基層役人の生活百態を再現した。

 質日とは秦と前漢の時代に流行したが、後世に伝えられなかった文献形式であり、通常は一年のカレンダーをもとに公私事務を記し、今の日誌・日記のようなものである。整理と研究によると、睡虎地漢簡の質日を書いた者は「越人」と呼ばれ、前漢初期の末端役人であり、14年連続の質日の中で、越人が本人とその家族、同僚の事跡を記録し、外出・公幹、丈田、田籍管理、徭役などの内容を含む。

 紹介によると、『睡虎地前漢書簡』は多巻本の形式で、睡虎地77号前漢墓から出土した書簡を主とするすべての資料を収録している。第1巻『質日』は湖北省文物考古研究院、武漢大学簡帛研究センターが協力して編著し、残りの7巻は官府文書、個人簿籍、律典、算数などをテーマに、編著と解読などの作業も進んでいる。

編集:董丽娜

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