12月20日、「チャンスの中国・活力の山東」外国人留学生感知体験イベントが濰坊十笏園の無形文化遺産空間を見学し、無形文化遺産の独特な魅力を近距離で感じ、中国伝統文化の深い蓄積と無限の活力を深く探求した。

　濰坊市十笏園無形文化遺産空間は、濰城区胡家牌坊街345号に位置し、無形文化遺産をコアとし、プロジェクトの展示、レジャー・エンタメ、製品の交流・取引、カルチャークリエイティブの研究開発、無形文化遺産の伝承・学習などの多機能を一体化し、持続的で生き生きとした生命力を持つ総合的な文化空間である。イベント当日、国際学生はスタッフの案内で、木版年画、切り紙、陶芸、伝拓、花灯、ひょうたん焼き絵、刺繍、凧など多くの代表的な濰坊無形文化遺産プロジェクトの展示エリアを順番に見学した。

　無形文化遺産の空間に入ると、彼らはまず美しい木版年画に惹かれた。濰坊木版年画は中国民間美術の至宝であり、色彩が鮮やかで、線が流暢で、構図が豊かであることで知られている。展示エリアでは、国際学生たちが多くの貴重な木版年画作品を鑑賞しただけでなく、解説員の説明を通じて、木版年画の製作技術と文化の内包を深く理解した。

　切り紙展示エリアには、動物から花、人物から風景まで、様々な美しい切り紙作品が展示されており、どの作品も生き生きとしていて、感心させられる。陶芸展示エリアは国際学生たちに陶芸の奥深さを感じさせた。拓印展示区では、古代の碑刻や金石文字の拓印の技が展示されており、国際学生たちは拓印の作品を通じて、古代文化の厚さと歴史の移り変わりを感じた。老猫の花灯展示エリアには、様々な造形がユニークで、工芸の優れた花灯作品が展示されており、花灯の裏にある歴史的なつながりを知ることができた。

　濰坊は「世界凧の都」と呼ばれ、凧の製作技術の歴史が長く、風格が独特である。凧の展示エリアでは、国際学生たちが濰坊凧の起源、発展、製作技術を詳しく理解し、凧の精巧なデザインと優れた技術に心から称賛の意を表しました。

　「ここは面白いです。こんなに面白いとは思わなかったです。私の地元にはこれだけの工芸品はないので、ここでこれだけの工芸品を見たときは衝撃を受けました」とナイジェリアから来た学生は言った。

　見学中、国際学生たちは次々と記念写真を撮り、この忘れられない文化の旅を記録した。展示エリアを見学するほか、国際学生たちも無形文化遺産交流活動に参加した。交流の一環で、彼らは無形文化遺産の伝承者と交流し、無形文化遺産の技術の伝承と発展の現状を深く理解した。国際学生たちは、今回のイベントで中国の無形文化遺産の魅力をより直感的に感じさせ、中国の伝統文化に対する認識と理解を深めたと話している。