蘇州・呉文化博物館で核彫の特別展 名品105点を展示
ソース:新華社作者: 2024-12-16 16:44
7日、呉文化博物館「奇巧技-核彫の記憶と技芸」展に展示された清朝中期の核彫作品「同慶吉祥」。(蘇州=新華社配信)
中国江蘇省蘇州市の呉文化博物館で7日、果実の核に彫刻を施す「核彫」の作品を展示する特別展「奇巧技-核彫の記憶と技芸」が始まった。明清時代から現在までの作品105点(組)の展示を通じ、核彫の歴史的、文化的背景と明清以降の技術伝承を掘り下げ、核彫工芸の発展に文化的、技術的モデルを提供する。
核彫は果核彫刻とも呼ばれる中国伝統の微細彫刻工芸で、国家級無形文化遺産にも登録されている。職人は桃や杏、オリーブの種子などを材料に、自然な形状や起伏を生かして人物や花鳥、獣類、昆虫、山水、文字など彫り込む。
今回の展示は「果実核の彫刻」「テーマと範例」の2部構成で、核彫の素材選定や歴史、蘇州との関係などの変遷を紹介するほか「核舟」「花鳥魚虫」「世俗百態」などを題材にした名品を展示している。会期は来年3月9日まで。
編集:董丽娜
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