貴重な家系図文献が仮想世界に“入り込む” 歴史的景観が“手に触れる”ようになった

ソース:中国新聞網作者: 2023-10-17 14:36

 10月15日、上海図書館東館家系図館と上海市仮想環境下の文芸創作重点実験室が共同で作り出した「閲人・閲城・閲世界」仮想デジタル展覧プロジェクトが上海図書館東館で読者向けに公開試験を開始した。読者が軽いヘッドディスプレイをつけて、特定の展示品の前に立つだけで、過去と現在、仮想と現実の交差する視覚効果が瞬時に目の前に映る。

 紹介によると、同プロジェクトチームは上海図書館の所蔵資源を掘り起こし、600枚近くの画像で3本の叙事主線を描き、モデリングと画像処理を通じて、ホログラム映像をハイビジョンにレンダリングし、実世界にデジタル映像を重ねて映るようにした。また、ホログラム画像は展示物の設置エリアをトリガーしており、観客がそれらとインタラクティブすれば、本物の物体のように反応する。

 「閲人・閲城・閲世界」は上海図書館東館がオープンした時から世界に伝えたい理念で、今回の展覧会はよりオープンでインタラクティブなデジタル空間を呈している。将来的には、「上海の源・文化年譜」などのプロジェクトも新たな空間感でAR世界に展開されるという。

編集:董丽娜

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