第1回貴州古茶文化フェスティバル開催
ソース:新華社作者: 2023-04-21 12:47
中国貴州省畢節(ひっせつ)市の七星関区で16日、第1回貴州古茶文化フェスティバルが開幕した。古茶樹の保護と開発をテーマにした関連イベントが5月初めまで行われる。
フェスティバルでは闘茶会(茶の品評会)、製茶コンテスト、古茶試飲会、農産物展示会など一連のイベントが開催される。また農産物をネットで宣伝するインフルエンサーを招いてライブコマースで商品を売り込み、地元の古茶文化のアピールと茶製品の販売をサポートする。
貴州省の茶葉栽培面積は700万ムー(約46万6千ヘクタール)を超え、茶葉栽培は同省の農業発展の支柱産業となっている。烏蒙山の奥地に位置する畢節市には多くの古茶樹資源があり、大まかな統計によると、市全体で約30万株を有する。同市はここ数年、古茶樹資源の保護・開発・利用に力を入れており、保護リストに登録された古茶樹は10万株余りに達した。
中国茶葉流通協会の王慶(おう・けい)会長は開幕式で、2022年の中国の茶葉産業について再び成功を収めたと表明した。全国の毛茶(荒茶)の年間生産量は318万トンに達し、生産額は3180億元(1元=約19円)を実現、うち輸出量は約38万トンだった。畢節市の茶園総面積は100万ムー(約6万6千ヘクタール)と安定しており、生産額は44億5千万元に達した。
古樹茶に代表される茶産業は畢節市が重点的に取り組んでいる特色ある農産業の一つとなっている。同市農業農村局の高守栄(こう・しゅえい)副局長によると、同市は規模化された茶産業地域で茶葉企業(専業合作社)170社余りがある。市全体の乾燥茶葉の生産量は昨年、1万8千トンに達した。一部の製品は欧州やアフリカなどに輸出され、地元の茶農家30万世帯余りに増収をもたらした。
編集:董丽娜
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