中国の考古学者、秦始皇帝陵兵馬俑の制作手順を解明
ソース:中国国際放送局作者: 2023-03-24 13:30
中国北西部の陝西省西安市にある秦始皇帝陵兵馬俑1号坑に関する最新の考古学成果がこのほど発表され、兵馬俑の制作手順など多くの謎が解明されました。
1974年に発見されてから現在まで50年近くにわたる発掘、修復、研究を経て、考古学者は、スケールの大きな軍陣の兵俑について、まず粘土をひも状に巻き上げ、形を抜き取った後に微修正して完成させたものであることを明らかにしました。
一方、兵俑の頭部と両手は別々に作られ、丁寧な彫刻が施された後、両手を袖口に、頭を襟口に差し込みます。頭部も先に大まかな形を作ってから目鼻立ちを細かく彫刻しているため、顔や表情はそれぞれ異なります。
考古学者は、3回目の発掘調査でのさまざまな発見に基づき、兵俑の両腕も別々に制作されたもので、胴体を2回泥で覆い、よろいなど細部の彫刻が完成した後に両腕を接着するという制作手順を解明しました。
秦兵馬俑副葬坑は、秦始皇帝陵の外郭にある大規模な副葬坑です。うち1号坑は、面積が最大で、東西長さ230メートル、南北幅62メートル、総面積1万4260平方メートルです。軍陣配列の密度から6000点を超える陶俑・陶馬が出土できると推計されています。
編集:董丽娜
文章と写真の著作権は元の作者に属します。侵害があれば、削除に連絡してください。