山東省文化・観光庁は3月1日に記者会見を開き、2022年度の山東省考古学５番目までの新発見を発表し、淄博臨淄趙家徐姚遺跡が入選した。この遺跡は今から1.32万年ほど離れており、中国北方地区で土器が出土した年代の最初の遺跡の一つであり、東アジア地区で出土した初期の陶板の数が最も多い遺跡でもある。

　出土遺物のうち、陶片標本は200点余りで、復元可能な陶器2点を含む。陶片はいずれも炭を挟んだ赤陶で、識別できる部位には口縁、腹部、圜底があり、初歩的な判断器型は圜底鉢である。そのうち、口は21件に沿って、角唇、円唇、レースの3種類に分けられ、近底陶片は14件、穿孔陶片は5件である。

　臨淄趙家徐姚遺跡から出土した炭挟み陶は、この遺跡が中国の早期製陶技術が最も成熟した遺跡の一つであることを反映しており、中国の早期陶器起源の研究に深い影響を与えている。この遺跡の発見は山東地区の先史考古学文化序列の空白を埋め、中国北方、特に山東地区の旧石器文化の新石器文化への移行という重大な歴史的な変革を認識するために、重要な証拠を提供した。