4月23日、「チャンスの中国　山東を歩む」海外メディア取材活動のメンバーが聊城東昌府区を見学した。光岳楼、山陝会館などの古跡が運河のほとりを彩り、この水上古城に重厚な人文色彩を添えた。

　光岳楼は聊城中華千年水上古城の真ん中に位置し、朝の古城は、静かで美しい絵巻のように、昇り始めた太陽の下でゆっくりと展開している。東昌湖の真ん中に位置する古城は四方を碁盤の目のように水に囲まれ、「城の中に水があり、水の中に城があり、城と水が一体となり、互いに照り映える」と言われ、東洋のベニスと呼ばれている。千年運河文化の重要なキャリアとして、千年近くの歴史的文脈と商業的伝統が続いている。運河古城文化、有名人エリート文化、市井民俗文化、紅色教育文化などが融合し、「文」を魂とし、「水」を韻とする。

　古城の中で、建物の美しさには感嘆させられる。通りの両側には、商店が林立し、民家が古風で、お寺が荘厳で、いずれも明清時代の独特の趣を残している。

　光岳楼まで歩いて、今から600年以上の歴史を持つこの古い楼閣は、聊城の発展の変遷を目撃した。「聊城は当時どのくらいにぎやかでしたか？康熙帝と乾隆帝は船で江南に下るとき、いつも聊城に滞在します」スタッフの説明によると、乾隆帝は東昌府を9回来て、光岳楼に6回登ったことがあり、乾隆御筆の「光岳楼」の扁額と康熙御筆の「神光鐘暎」の扁額は今でも光岳楼に掲げられており、乾隆は光岳楼を「天下第一楼」と評したこともある。

　光岳楼が聊城の百年の栄光を担っているとすれば、山陝会館は清代の聊城の商業繁栄の縮図と証であり、京杭大運河が聊城に残した歴史遺跡である。

　山陝会館は乾隆8年に建てられて、当時無数の山西・陝西の商人が夢を持って運河に沿って聊城に来て、資金を集めてこの会館を建設した。精巧な建築構造と優れた彫刻芸術を一身に集めている。山陝会館は悠々たる運河とともに、江北水城の人文の印を目撃し、守っている。

　「どの建物も保存価値があり、今日は600年以上の歴史がある建物の光岳楼を見ましたが、この木造の建物は釘がなく、金属がなく、中国古代の職人の建築技術はすごいと思いました。」グループメンバーの趙五相さんは言った。