七宝焼の技法で透明感ある絵画制作 中国遼寧省鳳城市

ソース:新華社作者: 2024-03-07 16:55

2月22日、遼寧省鳳城市内のアトリエで、景泰藍珀晶画を制作する劉晶濤さん。(鳳城=新華社記者/姚剣鋒)

 中国遼寧省鳳城市の鳳凰山の麓にある無形文化遺産「鳳城景泰藍珀晶画」の工房では春節(旧正月)明け早々、代表的伝承者である少数民族シボ族の女性、劉晶濤(りゅう・しょうとう)さん(55)と弟子たちがさまざまな作品の制作に追われている。

 劉さんは先祖代々の景泰藍(けいたいらん、七宝焼)の技法を小さい頃から受け継ぎ、平面作品へのクリエーティブな応用を試みてきた。200以上の色彩を表現することができ、完成した作品は透明感のある輝きを放つ。伝統技法をより多くの人に伝え、より良く継承していくことが一番の願いだと語る劉さん。この30年で育成した次世代の継承者は100人余りに上るという。

2月22日、遼寧省鳳城市内のアトリエで、景泰藍珀晶画の制作に必要な釉薬(ゆうやく)を選ぶ劉晶濤さん。(鳳城=新華社記者/姚剣鋒)

2月22日、遼寧省鳳城市内のアトリエで、景泰藍珀晶画を制作する劉晶濤さん。(鳳城=新華社記者/姚剣鋒)

編集:董丽娜

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