河南省洛陽市の漢魏洛陽城宮城遺跡。（２０１７年４月２１日、小型無人機から、洛陽＝新華社記者／李安）

　今から２千年以上前、中国では漢の武帝の命を受け西域へ赴いた張騫（ちょう・けん）がシルクロードを開いた。時代は下り２０１４年、中国とカザフスタン、キルギスが共同推薦した「シルクロード：長安－天山回廊の交易路網」が世界遺産リストに登録された。共同推薦により登録された最初のシルクロード関連の世界遺産であり、国連教育科学文化機関（ユネスコ）が認定したシルクロード５４回廊の中で初めて世界遺産に登録された回廊でもある。

　古代シルクロードは単なる交易の道ではなく、文明交流の道でもあり、人類社会の発展と進歩に大きく貢献した。世界経済の回復が複雑化し、発展の不均衡が広がり、保護主義が台頭する中、「一帯一路」共同建設は中国が過去を手本に見いだした現代の問題を解決する鍵となっている。

河南省洛陽市にある漢魏洛陽城宮城遺跡の宮城東壁発掘エリア。（１月１４日、小型無人機から、洛陽＝新華社記者／李安）

陝西省西安市の大明宮国家遺跡公園丹鳳門。（９月３０日、小型無人機から、西安＝新華社記者／劉瀟）