山東省曲阜市:「二創」の方針を貫いた、生き生きとした実践

日付:2021-08-26

 中華文明の重要な発祥地と儒家文化の源として、山東省曲阜市は豊富で独特な歴史的文化的資源を持ち、昔から伝統文化の研究・解明と伝播・交流する重要な町である。数年来、曲阜市は「二創」の方針を貫徹して、体制とメカニズムを刷新し、資源とパワーを集めて、伝統文化のプラットフォーム建設、人材の導入・育成及びその研究・解明、伝播・交流などの面で新たな優位と特色を形成した。

 2019年8月25日、尼山世界儒学中心は曲阜市で発足した。教育部、山東省人民政府及び関連教育研究機関が先頭に立って設立した世界儒学研究実体プラットフォームとして、尼山世界儒学中心は孔子研究院、孟子研究院、孔子博物館及び中国孔子基金会などの文化教育科学研究機関を統合し、曲阜市が世界儒学研究高地、儒学人材集中高地、儒学普及高地、儒学国際交流・伝播高地を作り上げるのに強力な支持を提供している。将来、曲阜市はさらに関連資源とパワーを統合し、孔子大学の建設を推進し、より多くのハイレベルプラットフォームを構築する。

 ハイレベルプラットフォームの外に、優れた伝統文化を伝承・発展するには、ハイレベル人材からの強力な駆動が必要である。2015年以来、曲阜市は山東省、済寧市の関連人材政策に基づき、「儒学人材高地」という建設目標をめぐり、引き続き国内外から「儒学大家」、「泰山学者」、「尼山学者」など多階級、多タイプのハイレベル人材の導入・育成を行っている。また、曲阜市は伝統文化の創意・創業、国際伝播、民間普及など違う分野とレベルの人材育成を重視して、徐々にカバー幅が大きく、配置が合理的で、階級がはっきりしている人材陣を構築してきた。

 既存のプラットフォーム、人材及び成果を頼りに、曲阜市は優れた中華伝統文化の伝播・交流を推し進め、資源の統合を通じて、世界文化・経済交流のハイレベルプラットフォームを構築するよう努力している。その中、2009年に創始された「尼山世界文明フォーラム」は既に6回も成功裏に開催され、メカニズム化になり、国際上で独自の道を切り開いた文明対話フォーラムのブランドになっている。今年、尼山世界文明フォーラムと孔子文化節とを同時に開催し、二つの盛典プラットフォームの「強強連合」を実現した。

 「二創」方針の指導の下で、曲阜市は益々全国民が優れた伝統文化の伝承・発展に参加する重要性を意識し、2014年に「民衆儒学節」を革新的に開催した。それは「民衆設計、民衆組織、民衆参加、民衆評価」などの原則に従って行われるのである。同時に、幹部のリーダーシップを重視し、党員幹部が率先して国学を学び、国学を使うよう働きかけるとともに、幹部の政治道徳教育基地の役割を発揮して、在職の機関幹部に対して儒教文化の訓練を順繰りに行う。

 曲阜市は教師と青少年が新手としての役割を重視し、優れた伝統文化がキャンパス、教室、教材に入ることを推進し、小学校から大学までの全学年で伝統文化課程の開設と、伝統文化教材の使用を実現した。同時に、文化企業体、社会組織、乃至観光客までの積極性を生かし、文化の流布、国学の訓練、ボランティアサービスなどの形を通じて、市民全員が優れた伝統文化の伝承・発展に参画するという生き生きとした局面を形成させている。

 市民全員参加という理念の下で、曲阜市は「市民全員参加」の形式を絶え間なく革新している。2014年から「民衆儒学」という利民プロジェクトが実施され、曲阜市所属の405の村で一村に儒学講師一名、儒学書屋一軒、儒学新劇一作、儒学家訓一句ずつ用意することを実現した。「民衆儒学」プロジェクトの重要な構成部分として、年に一度の「民衆儒学節」は聖地巡礼と孔子祭祀を手配するだけでなく、「論語進万家(論語が家々に入る)」「隣里一家親(親しい近所隣り)」などの活動を行って、儒家文化が家々に入ることを一層推し進めていく。

 「文化賦能」(文化と活動の融合を通じて文化の実力をアップさせること)を推進するため、曲阜市は文化・観光の融合を大いに推し進めている。曲阜市が文化・観光の融合を推進するに当たり、大きな特色は重要プロジェクトの率先作用を発揮することである。尼山聖境がその例である。2018年、尼山聖境は中国中央テレビ局が主催した中秋交歓会のメイン会場としてデビューした。光電手段という現代科学技術を導入することによって、全国に先駆けて無人機ショー、花火ショー、光影水幕ショー(プロジェクションマッピングなどのハイテクノロジーを利用するショーである)などの革新的な出し物を作り出し、積極的に「夜の文化散策」モードを探求し、視覚的な衝撃力と文化的な感染力がより発揮できる形で伝統文化の深い内包を完璧に現している。2017年、「中国研学観光普及連盟」は曲阜市で設立された。今まで曲阜市は合計50万近くの研学観光ツアーを接待し、研学観光人数が1000万人にも上った。

編集:高华

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山東省曲阜市:「二創」の方針を貫いた、生き生きとした実践

ソース:中国孔子网作者: 2021-08-26 15:34

 中華文明の重要な発祥地と儒家文化の源として、山東省曲阜市は豊富で独特な歴史的文化的資源を持ち、昔から伝統文化の研究・解明と伝播・交流する重要な町である。数年来、曲阜市は「二創」の方針を貫徹して、体制とメカニズムを刷新し、資源とパワーを集めて、伝統文化のプラットフォーム建設、人材の導入・育成及びその研究・解明、伝播・交流などの面で新たな優位と特色を形成した。

 2019年8月25日、尼山世界儒学中心は曲阜市で発足した。教育部、山東省人民政府及び関連教育研究機関が先頭に立って設立した世界儒学研究実体プラットフォームとして、尼山世界儒学中心は孔子研究院、孟子研究院、孔子博物館及び中国孔子基金会などの文化教育科学研究機関を統合し、曲阜市が世界儒学研究高地、儒学人材集中高地、儒学普及高地、儒学国際交流・伝播高地を作り上げるのに強力な支持を提供している。将来、曲阜市はさらに関連資源とパワーを統合し、孔子大学の建設を推進し、より多くのハイレベルプラットフォームを構築する。

 ハイレベルプラットフォームの外に、優れた伝統文化を伝承・発展するには、ハイレベル人材からの強力な駆動が必要である。2015年以来、曲阜市は山東省、済寧市の関連人材政策に基づき、「儒学人材高地」という建設目標をめぐり、引き続き国内外から「儒学大家」、「泰山学者」、「尼山学者」など多階級、多タイプのハイレベル人材の導入・育成を行っている。また、曲阜市は伝統文化の創意・創業、国際伝播、民間普及など違う分野とレベルの人材育成を重視して、徐々にカバー幅が大きく、配置が合理的で、階級がはっきりしている人材陣を構築してきた。

 既存のプラットフォーム、人材及び成果を頼りに、曲阜市は優れた中華伝統文化の伝播・交流を推し進め、資源の統合を通じて、世界文化・経済交流のハイレベルプラットフォームを構築するよう努力している。その中、2009年に創始された「尼山世界文明フォーラム」は既に6回も成功裏に開催され、メカニズム化になり、国際上で独自の道を切り開いた文明対話フォーラムのブランドになっている。今年、尼山世界文明フォーラムと孔子文化節とを同時に開催し、二つの盛典プラットフォームの「強強連合」を実現した。

 「二創」方針の指導の下で、曲阜市は益々全国民が優れた伝統文化の伝承・発展に参加する重要性を意識し、2014年に「民衆儒学節」を革新的に開催した。それは「民衆設計、民衆組織、民衆参加、民衆評価」などの原則に従って行われるのである。同時に、幹部のリーダーシップを重視し、党員幹部が率先して国学を学び、国学を使うよう働きかけるとともに、幹部の政治道徳教育基地の役割を発揮して、在職の機関幹部に対して儒教文化の訓練を順繰りに行う。

 曲阜市は教師と青少年が新手としての役割を重視し、優れた伝統文化がキャンパス、教室、教材に入ることを推進し、小学校から大学までの全学年で伝統文化課程の開設と、伝統文化教材の使用を実現した。同時に、文化企業体、社会組織、乃至観光客までの積極性を生かし、文化の流布、国学の訓練、ボランティアサービスなどの形を通じて、市民全員が優れた伝統文化の伝承・発展に参画するという生き生きとした局面を形成させている。

 市民全員参加という理念の下で、曲阜市は「市民全員参加」の形式を絶え間なく革新している。2014年から「民衆儒学」という利民プロジェクトが実施され、曲阜市所属の405の村で一村に儒学講師一名、儒学書屋一軒、儒学新劇一作、儒学家訓一句ずつ用意することを実現した。「民衆儒学」プロジェクトの重要な構成部分として、年に一度の「民衆儒学節」は聖地巡礼と孔子祭祀を手配するだけでなく、「論語進万家(論語が家々に入る)」「隣里一家親(親しい近所隣り)」などの活動を行って、儒家文化が家々に入ることを一層推し進めていく。

 「文化賦能」(文化と活動の融合を通じて文化の実力をアップさせること)を推進するため、曲阜市は文化・観光の融合を大いに推し進めている。曲阜市が文化・観光の融合を推進するに当たり、大きな特色は重要プロジェクトの率先作用を発揮することである。尼山聖境がその例である。2018年、尼山聖境は中国中央テレビ局が主催した中秋交歓会のメイン会場としてデビューした。光電手段という現代科学技術を導入することによって、全国に先駆けて無人機ショー、花火ショー、光影水幕ショー(プロジェクションマッピングなどのハイテクノロジーを利用するショーである)などの革新的な出し物を作り出し、積極的に「夜の文化散策」モードを探求し、視覚的な衝撃力と文化的な感染力がより発揮できる形で伝統文化の深い内包を完璧に現している。2017年、「中国研学観光普及連盟」は曲阜市で設立された。今まで曲阜市は合計50万近くの研学観光ツアーを接待し、研学観光人数が1000万人にも上った。

編集:高华

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