4月2日から5月18日まで、「山河のシンフォニー-中国南部の油絵風景研究展」が国家大劇院芸術館の東西ギャラリーで展示されている。本展では、中国の画家たちが山水画の人文的精神を油絵風景に取り入れ、中国伝統文化の精神を取り入れた「油絵風景」を形成しているという新しい概念を紹介する。　

　　本展では、170点を超える作品が、中国油絵風景画の発展の歴史的な系譜を、櫛形を通して観客に提示している。1920年代から1930年代にかけて海外へ油絵を学びに行った第一世代の代表的な作品だけでなく、油絵風景の分野で「油絵の国産化」を精力的に探求してきた第二、第三世代の巨匠たちの作品、さらに現在の油絵界で「油絵風景」をテーマに頑張っている主力作家と新人作家の最新作も展示されている。

　　「山河交響曲-中国南部油絵風景研究展」は上海、厦門、海南、無錫で相次いで開催され、今回の国家大劇院での登場は、そのツアーの締めくくりの展覧会となる。今回の研究展では、中国美術館、北京の魯迅美術館と中央美術学院美術館、上海の劉海粟美術館のコレクション、作家の家族や個人コレクターの名品から、主要作品10数点を特別に貸し出し、展示する。